絵が好きだから同人誌即売会に出たいのか、同人誌即売会に出たいから絵を描くのか
タイトルの”絵”は、”文章””曲”などに置き換えられると思います。
私の場合は”絵”です。
そして後者です。
私は、同人誌即売会が好きです。
各々が好きな物に対し、長い時間を費やして、作品を持ち寄り、それに共感する人たちが同人誌を通して巡り合います。
あまりにも素敵すぎる場所だと思います。
私が初めて同人誌即売会へ一般参加したのは、2016年の夏コミ、C90でした。
正直、参加した時点では同人誌についてあまり関心がありませんでした。
参加した目的は、アニメ城下町のダンデライオンの総作画監督をされた小林真平さんの作画修正集を入手することでした。
結果は、開場時刻のしばらく後、東待機列の途中で汗と涙を流すこととなりました。(汗と涙を流したと言っておけばちょっとイイ話っぽい)
無知だったので、当日に静岡県から始発の新幹線に乗ってるようではダメだということを知りませんでした。
せっかくなので、コミケの会場をまんべんなく見て廻ることにしました。
メディアでよく見る人ごみを実際に目の当たりにしてびっくりもしましたが、いちばんの驚きは、あまりにも多くのサークル参加者が作品を頒布してることでした。
熱意がすごいと思いました。
皆さんとても楽しそうです。
そして、よく見ていくと、サークル参加する技術的なハードルはそれほど高くないのでは?と気づきました。
同人誌は、プロの方々が作っているものと思い込んでいましたが、必ずしもそうではなさそうだと考えました。
であれば、自分もやってみよう!となりました。
しかし、絵なんて学校の授業以外でまともに描いたことありません。
でも人間、初めて絵を描くとき、絵を描いた経験はゼロに決まっていますから、特にためらいもなく、とりあえずWacomのエントリーモデルの板タブをAmazonでポチりました。
まずはフリーソフトをDLし、大学の研究室に通いながら、毎日できる範囲で絵を描きました。
深夜に絵を描いて、午後3時に研究室に行き、研究メンバーに描いた絵を見てもらっていました。
下手すぎてだいたい苦笑いされてました。
正直な友人を持って私は恵まれていると思いました。
冴えカノ1期8話を繰り返し視聴しました。
その後就職し、PCや液タブを購入して、逃げ場を無くして、仕事から帰宅後、絵を描きました。
絵を上達するためには、とても時間がかかるものと思い知りました。
しかし私にとって、絵の上達はあくまで手段であり、目的ではありません。
私にとって絵を描く目的は、同人誌を作って同人誌即売会に参加すること、そして、同好の友と”好き”を共有することです。
思い切ってコミケに申し込んでみることにしました。
そうして初めてサークル参加したのが、2018年夏のC94でした。
初めてのサークル参加で、イセスマのイラスト本とアクキーを出しました。
他にイセスマで参加されていた方はいませんでした...。
でもペーパーはあった...!いつもお世話になっております(私信)
”好き”を共有すること、”好き”を世界に叩きつけること、ができました。(大げさ)
サークルスペースに来て下さった方々には本当に感謝しています。
以降の参加でも、Twitterのフォロワーさんや、高校・大学の友人、そして即売会で初めて会う人!と、言葉や本を通してコミュニケーションすることができ、毎回とても楽しくかけがえのない時間を過ごせています。
長文になり、何を書きたいのかわからなくなってきました。
いま、コロナの影響で同人誌即売会が今後開催されるのか不透明な状況が続いています。
同人誌即売会が開催されるようになるまでは、私自身は、同人誌を作るモチベーションは上がらないと思っています。
いまは、株を始めたり、家具を揃えたり、しています。
しかし、オタクをやっていると、”好き”を共有したい瞬間は日々発生します。
同人誌即売会が好きですが、やはりこれも”好き”を共有する手段の一つにすぎません。
ブログもその一環ですが、”好き”を色々な方法で共有したり、表現したりしていきたいなと思っています。
”好き”を溜め込むのは身体に悪いですからね。(私だけ?)
以上!